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今回は、現行環境で運用中の通常WEBサイト(https://prod.com)を、新規環境でWordPressサイトとして構築する移行手順をご紹介します。
■前提環境の整理
今回の移行作業では、以下の3つの環境を使用します。
- 現行環境(①)
- 契約先: C社
- ドメイン: https://prod.com
- 状態: 通常のWEBサイト
- 契約先: C社
- 新規環境(②)
- 契約先: A社
- ドメイン: https://prod.com
- CMS: WordPress
- 契約先: A社
- 開発環境(③)
- 契約先: A社
- ドメイン: https://dev.com
- CMS: WordPress
- 新サイトを構築済
- 契約先: A社
■作業方針
今回のサイト移行は、以下の3つのステップで進めます。
- A. 現行サイトディレクトリのリネーム
まず、現行環境(①)のWEBサイトディレクトリ名をリネームし、旧データをバックアップとして確保します。 - B. 新規環境の構築
次に、A社環境(②)において、prod.com ドメインでWordPressを新規インストールし、新たなサイト土台を構築します。 - C. 開発環境からのバックアップリストア
開発環境(③)で取得したWordPressのバックアップを、プラグインを利用して新規環境(②)にリストアします。
■作業詳細ステップ
1. 現行サイトディレクトリのリネーム
まず、C社環境(①)にある現行サイトのディレクトリ名をリネームします。
- 目的: 旧データを残しておくことで、トラブル発生時のリカバリプランを確保します。
- 注意点: リネーム前に必ずファイル全体のバックアップを取得し、現状のスクリーンショットも残しておくと安心です。
2. A社環境(②)でWordPressの新規インストール
次に、A社環境(②)にて、prod.comドメインでWordPressを新規インストールします。
- 手順:
- A社の管理画面から簡単インストール機能を利用するか、手動インストールでWordPressをセットアップ。
- サイト基本設定やセキュリティ設定、テーマの初期設定などもこの段階で行い、スムーズな運用開始を目指しましょう。
- A社の管理画面から簡単インストール機能を利用するか、手動インストールでWordPressをセットアップ。
3. 開発環境(③)でのWordPressバックアップ取得
続いて、A社の開発環境(③、https://dev.com)で、WordPressサイトのバックアップを取得します。
- 推奨プラグイン: 「UpdraftPlus」などの信頼性の高いバックアップツールを使用してください。
- バックアップ対象: データベースとファイル一式。取得したバックアップファイルは安全な場所に保管しておくことが重要です。
4. 新規環境へのバックアップリストア
最後に、開発環境(③)で取得したバックアップを、新規環境(②)のWordPressサイトにリストアします。
- 手順:
- バックアッププラグインのリストア機能を利用し、開発環境のデータをprod.comの新規環境に復元。
- リストア完了後は、サイト全体の動作確認(リンク、画像、プラグイン設定など)を実施し、必要に応じた微調整を行ってください。
- バックアッププラグインのリストア機能を利用し、開発環境のデータをprod.comの新規環境に復元。